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【自己破産】を弁護士に相談/借金が【約980万円→0円】(30代・男性、※クレジットカードで購入した商品の転売(現金化)あり)


2024.05.09解決事例


【ご相談時の状況】

30代・男性のご相談者様(無職・堺市在住)は、大学卒業後就職し、クレジットカードを利用されるようになりましたが、当初はお給料から毎月の支払をすることができていました。

 

しかし、会社都合で退職することになり、転職活動を続けておられましたが、なかなか就職先が見つからず、貯蓄を切り崩しながらの生活をされていたものの、次第に生活費に困るようになり、クレジットカード払いを繰り返す生活となっていきました。

 

ようやく転職先が見つかりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で仕事が激減し、ご相談者様の働く部門の閉鎖により、失業されてしまいました。再就職先探しは難航し、クレジットカードのリボ払いと現金借入れに頼る生活となっていました。

そのような状況の中、ご相談者様は、経済的にも精神的にも追い込まれ、クレジットカードで購入した商品を転売(現金化)し、生活費や借金の返済に充てるということを繰り返しされていました。

 

再就職先が見つからず、多額に膨れ上がった借金の返済をすることができなくなったことから、自己破産することを考えられ、弁護士に相談に来られました。弁護士に相談に来られたときには、借入先は10社を超え、借金額は大学時代に借りられていた奨学金を含め、約980万円になっていました。

 

 

【ご依頼後、弁護士の対応】

借金額が1000万円近くになっており、ご相談者様が無職で返済の見込みが立たず、自己破産をして生活再建を図るのが相当と考えられましたので、弁護士が自己破産手続きの内容を説明しました。ご相談者様は、自己破産手続きの内容や注意点などをご理解され、弁護士に自己破産手続きをご依頼されました。

 

ご依頼いただいた後すぐに弁護士からご相談者様の債権者(借入先)すべてに対して、ご相談者様が弁護士に依頼して自己破産手続きの準備をすることを知らせる受任通知を送付しました。受任通知送付後ほどなくして、債権者からご相談者様への請求や督促が止まりました。弁護士にご依頼されるまでは多数の債権者からの請求や督促が続き、ご相談者様は疲弊されていましたが、弁護士にご依頼された後は請求や督促が止まり、安心されました。

 

その後、弁護士とご相談者様は、自己破産申立てに必要な打ち合わせを行い、必要な書類も集めました。特に、ご相談者様の場合、クレジットカードで購入した商品の転売(現金化)という、自己破産手続きにおいて問題となる行為がありましたので、打ち合わせを通常より多く重ねました。

 

クレジットカードで購入した商品の転売(現金化)は、自己破産手続きにおいて問題となる免責不許可事由(自己破産をしても借金の支払義務が免除されない可能性のある事由)となる可能性のある行為であり、慎重な対応が求められました。自己破産手続きの中でも「同時廃止手続き」という原則として裁判所に書類を提出することで終了する手続きではなく、比較的複雑かつ時間を要する「管財手続き」という裁判所が選任する破産管財人(弁護士)の指導監督を受けながら進められる手続きとなる可能性も十分にある事案でした。

 

しかし、弁護士がご相談者様と打ち合わせを重ね、十分に事情をお聴きし、裁判所にも丁寧に説明をしたことで、自己破産手続きはスムーズに進みました。ご相談者様は、クレジットカードで購入した商品を転売(現金化)したこと、クレジットカードの利用や現金借入れを繰り返し、返済ができなくなり、自己破産をすることになった経緯を振り返り、弁護士のアドバイスも受けながら、反省文を作成されました。反省文も弁護士から裁判所に提出しました。

 

最終的に、「管財手続き」になることなく、「同時廃止手続き」で無事に自己破産手続きを終了させることができました。そして、ご相談者様の借金の支払義務は全額免除されました(免責決定)。借金総額【約980万円→0円】

 

 

【解決のポイント】

ご相談者様の借金額は多額であり、クレジットカードで購入した商品の転売(現金化)という免責不許可事由に当たり得る行為もありましたが、弁護士と十分に打ち合わせをし、ご相談者様も隠すことなく正直にお話され、真摯に反省し、弁護士のアドバイスも受けながら反省文を作成したこともあり、無事、「同時廃止手続き」で自己破産手続きを終了することができました。

 

今回のご相談者様のケースだけでなく、借金の原因に浪費やギャンブルなどの免責不許可事由がある場合、借金の支払義務が免除されない可能性があります。もっとも、免責不許可事由があっても必ずしも自己破産ができないというわけではありません。もちろん、「同時廃止手続き」ではなく、「管財手続き」となることはありますが、正直にお話をしていただき、自己破産手続きに真摯に取り組んでいただければ、免責決定を受けられる可能性はあります。

また、自己破産だけでなく、任意整理や個人再生により借金問題を解決できる場合もあります。

 

まずは、自己破産手続きや、任意整理、個人再生といった借金問題に経験豊富な弁護士にご相談されるのが良いと思います。今回のご相談者様も、債務整理(自己破産、任意整理、個人再生)の経験が豊富で、これまでに数多くの借金問題を解決してきた地元・堺市の弁護士にご依頼され、ご自身も真摯に取り組まれたことで無事自己破産手続きを完了させることができました。

 

自己破産完了後、ご相談者様からご丁寧な感謝のお言葉をいただき、弁護士もご相談者様のお力になれたことを大変うれしく思いました。

 

借金問題でお悩みの皆様、大阪・堺の大小路法律事務所では、自己破産・任意整理・個人再生など、皆様それぞれのご事情に合わせたベストな解決方法を弁護士が親身になって提案いたします。相談は無料ですので、お一人で悩まず、まずはお気軽にご連絡ください。

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